ウィニアフスキ 伝説曲(レゲンデ) OP17
2007.04.02. 01:55
Wieniawskiは、いろいろな読み方がありますね。ヴィエニャフスキ、ヴィェニャフスキ、ヴィエニアフスキー、ウィニアフスキ、ウィニアフスキー、etc. (ちなみにアメリカ人が発音すると、ヴィエニアフスキという発音が一番近いです)
今回ガイゲの課題曲は新しいバイオリン教本6巻に収録され、そこではウィニアフスキとなってましたので、とりあえずタイトルではウィニアフスキを使いました。
前回のベリオのバイオリンコンチェルト9番よりはスローなテンポのレゲンデですが、三度の和音や分散和音が「これはスケールですか?」と思わずにいられない曲のようです。
まずは出だし。このテーマは始めP(ピアノ)で次に繰り返されるときはF(フォルテ)、曲の中間部が終わり最後に同じテーマが出るときは弱音機をつけての演奏。この出方の違いの表現をどうとらえるかがキーのようです。
一番初めのD-Dは2・3と取りますが、オクターブのように1・4でとらないのは、ちょっとD-Dをひっぱりたいから。同様に下記の楽譜のしるし部分も、A線第三ポジションでD-Gと取る際、Dを1の指で取りますがGは4の指ではなく、あえて3の指で取っています。(この3で取るGははっきりと音を出すようにします)
メロディのまとまりは、始めの小節から5章節目の次の出だしがでるまでを一まとまりと意識します。
下記↓のしるしの音は、装飾音符をつけるとテンポがゆっくりになりがち。始めは装飾音符をつけずにリズムと速さをしっかり覚えてから装飾音をつけ、テンポが遅くならないように演奏します。
下記はP(ピアノ)から段々クレッシェンドしてF(フォルテ)、そしてデクレッシェンドして印のGesはPP(ピアニッシモ)です。そしてpoco a poco rit.なので少しずつゆっくりとなります。最後の印のEs・Gの三度はその前の三度(DF)の1・3の指を半音と全音分ずらしてとります。1の指が半音でEs、3の指が全音でGですが、移動する指の間隔の違いをしっかり練習します。
下記の部分は中間部分の特に音程を取るのが難しいところ。ポジションが高い箇所での三度なので辛いです。(涙)
「ここ(下記譜面部分)はガイゲさんが自由に表現する所です」と先生。先生、こんなの弾けませんて。気持ちと指がついて行かない最も悲しいパートです。笑
↓で上手な人のヴィエニアフスキ伝説曲が聴けますよ~。(音声のみ)
最後にまた曲の始めの部分のメロディーが現れますが、ここから終わりまではミュートをつけて演奏します。最後の音階部分は遅くなりすぎないように注意。
2007/5/31のレッスンで無事終了です。