アッコライ コンチェルト A moll
2006.07.26. 14:39
アッコライのコンチェルトは新しいバイオリン教本の4巻に出てきますね。
5分先生のお話では、アッコライという作曲家の存在は怪しいんですって。アッコライという作曲家は後にも先にもこのコンチェルトA Mollしか書いておらず、しかもこの1楽章しかない。もしかしたら誰か別に名前の出ている作曲家が自分の名前を伏せて、アッコライという名で発表したのではないか、と言われているそうです。
レッスンてバイオリン弾いて終わり!って感じですが、こうした曲の背景とかをお話頂けるのはすごく勉強になりますよね。
長年バイオリンを教えてらっしゃる5分先生によると、バイオリンを脱落する生徒さんは、アッコライで挫折する人が多いそうです。曲が長いですし、ポジションもくるくる変わるのでしっかりポジション移動や音程の基礎練習をしっかりしないでここまできてしまった生徒さんはとても辛いんだとか。特に初めのページにある重音でつまずいてしまうんだそうです。
ま、曲の前置きはこの辺にして、アッコライ コンチェルト A mollの演奏のポイントを・・・。
まずはこの曲のフレーズの長さを意識しなければいけないそうです。
ラードミラドミ…から始まって、次のラードミの直前までがひとつのフレーズです。高音部のEの手前で区切ってはダメで、このEにつながるようフレーズを意識して演奏します。
楽譜4ページ目の三連音符が連続する部分は譜面どおりにアクセントを付けて、美しく旋律が聞こえるように演奏します。
6ページ目の最後、重音の16分音符は1拍1拍の出だしの音にアクセントを付けて軽快に。(1小節4箇所ね。)
まだまだあやしい部分が残るアッコライ コンチェルト A mollでしたが(特に最後から2ページ目の一番下あたり)、とりあえずこの曲も9/7に終了!となりました~ 次はタイスの瞑想でーす。