エックレス ソナタ ト短調
2006.10.12. 19:25
エックレスのソナタト短調は新しいバイオリン教本4巻の曲です。
私はバイオリンを練習している生徒が弾くほとんどの曲をやったことがないので、バイオリン曲でやらなきゃいけない曲がいっぱいあるらしいです。(いままでやったことがあるのは、篠崎バイオリン教本の2巻と新しいバイオリン教本3巻のみ)
タイスの瞑想が終わったあと、ヴィエニアウスキーのオベルタスやりましょと言われましたが難しそうなので却下。教本の順番どおり、エックレスにしてもらいました。
エックレスのソナタの演奏ポイントは、重音をきれいに出して歯切れ良く弾くことかな?
(G線とD線の和音) + (A線とE線の和音) …というような音の出し方です。
また、高音から低音・低音から高音の同弦上でのポジション移動は、音をグリッサンドするように音をひきずらないでポジション移動します。
例えば1楽章4小節目に4の指でA線の1オクターブ高いAを取るところがあります。その後2の指でファーストポジションのCまで降りますが、A~Cと音をひっぱらず、AはA、CはCと、なるべくはっきり音を出すように弾きます。(別の楽章でも同じ。いやらしく弾くなってことですかね?!)
下記は2楽章(楽譜2ページ目真ん中辺の部分)ですが、最後のGのアップボーからダウンの重音へ移るとき、弓を浮かせてはだめで、Gを上げ弓で伸ばして弾いてからD+Bの和音へすぐに弓を移動します。
このような重音から別の音への弓の移動(音の出し方)は、1ページめAllegro con spiritoの部分も同じです。
3楽章のAdagioは3/2拍子と超ゆっくりです。ガイゲは音の長さの取り方を頭でカウントして弾いてましたが(笑)、カウントを意識しすぎると体が縦に揺れます。(いちとーにーとーって感じで。)これはよくない演奏で、縦にはゆらさず、体を左右に動かしながら気持ちを込めて演奏すると良いとのことでした。
最終楽章(4楽章)のVivaceは、私の楽譜は下記のしるしの部分にスラーが入ってますが、このとおり弾くと次の小節が上げ弓からになってしまいますので、このスラーはなしとして弾きます。
エックレスのソナタはコンクールで課題曲としてよく使われるそうです。曲の流れで息つく所とつなげるところ、ここをチェックされるそうです。上に書いた2楽章の重音とその前後の音をどういう弓の使い方で出すかも重要だそうで。(ほんと難しいです)
2006/11/9のレッスンでエックレス ソナタ ト短調終了です♪