ポジション 体の位置と姿勢
2006.03.08. 20:26
ヴァイオリン演奏時の体の位置
1.足は肩幅位に開いて、左足が少し前に出る。
2.足の重心はどちらかというと気持ち左足に。(右足重心の人は、歩きながらバイオリンを弾けない)
3.背筋を伸ばして、猫背にならないように。
4.バイオリンを顎にはさんでも、首の骨と背筋はまっすぐ。バイオリンの指版を覗き込んだり首を傾けてはだめ。
体の基本位置ができても、体に力が入っていてはいけません。
たとえば、腕をだらんと下げて、力を抜きます。
近くにいる人に真横にきてもらって、だらんと垂れた手を振り子を振るように、後ろから前へぐいっと押してもらいます。
本当に力が抜けているときは、手はぶらんと元の位置に戻ります。
力が抜けていない人は、手を持ち上げられるとその位置で止まってしまいます。力が入っているということです。
体の力を抜いてバイオリンを弾くということは、5分先生が芸大時代に授業のテーマになるくらい、重要な事だそうです。(そしてかなりの生徒さんが力を抜くことができないのだそうです)
リラックスして、へんな力を体に入れずにバイオリンを弾くということは、手がぶらぶらするように力が抜けている状態を言います。
へんに力が入っていると、バイオリンを弾いた後、首や肩や背中が痛くなったりします。
久しぶりにバイオリンを引っ張り出してマーラーを練習している私は、なぜか最近首や肩が痛い!ということで、先生から「力を抜くこと」へのアドバイスを頂きました。
「力を抜く」ということが、姿勢で一番重要になると教えて頂きました。(2014/01/18)