1992年冬 腫れ物先生
1992.12.01. 16:10
呼び名: 【腫れ物先生】
経歴: 音大卒~雇われバイオリン講師
年齢: 20代半ば
レッスン期間: 【1992年冬~約3ヶ月】
ガイゲこと私が初めてバイオリンを手にしたのは高校三年生の冬。周りの友達が自動車免許を取り、親に車を買ってもらうころ、私は免許と車の変わりにバイオリンを買ってもらい、某音楽教室のバイオリンレッスンに通い始めました。
バイオリンの良し悪しもわからない。指導する先生の良し悪しもまたしかり。そんな状況でその音楽教室が進めた鈴木バイオリンと杉藤の弓をセットで購入。締めて約30万。
今思えば、30万あったら絶対に鈴木バイオリンも杉等の弓も買わなかったな。(現在バイオリンは別のオールド楽器を使用中、弓は未だに杉藤。笑)
さて、腫れ物先生というおかしな呼び名ですが、別に顔に腫れ物があったわけではないです。音楽教室での雇われ講師のため、生徒に対してまるで腫れ物にさわるかのように遠慮し、印象の薄い先生でした。
指導経験もおそらく浅かったと思います。(年齢も若かったしね)
そんなわけで、腫れ物先生は当たらず触らずのご指導を頂き、まぁバイオリンの基礎中の基礎である調弦や弓の毛の張り方を学びました。弓には松脂というヤツをつけるんですよ、そういうレベルを教えていただきました。
肝心の演奏の方はまったく習得している実感はなく、なんとなーく弓を動かし、なんとなーく簡単な超初心者向けの曲を何曲か弾いただけに終わりました。
音階の練習も弓の練習も特に音階や弓の教本は使わず、ものすごく簡単な曲だけ乗っている無名の本を使用。
今から思うと、この先生の下を早く去って大正解でした。しっかりはっきり教えずに、生徒からのクレームを気にする雇われ音楽教室先生よりも、指導経験のある個人の先生について学んだほうが伸びます!
【腫れ物先生とレッスンして頂いていた教本・楽曲】
無名の楽曲集: バイオリン初心者が始めに弾くような簡単な楽曲集のみ